統計資料なし
スズキ同様、刺身、洗い、塩焼などにされる。
スズキ属にはタイリクスズキのほか、スズキとヒラスズキが含まれる。スズキは北海道南部から九州、朝鮮半島南岸に、ヒラスズキは関東地方から九州朝鮮半島南岸に分布する。タイリクスズキは、ふつう体側に多数の大きな黒斑を持つことで、スズキおよびヒラスズキと容易に区別できる。スズキでも25cmより小さい個体では、体側に黒斑を持つ個体がある。しかし、黒斑は小さく、側線の下方にはない。
有明海にはタイリクスズキとよく似た“スズキ”が知られていたが、最近の研究では、有明海産“スズキ”はスズキとタイリクスズキの交雑集団に由来すると考えられている。 成長がよいことから、養殖用種苗(養殖業者はヒラスズキと呼んだ)として中国から輸入されている。西日本では、養殖中のものが逃げ出し、ルアーで釣られて「ほしすずき」と呼ばれた。スズキのルアー釣りで有名であった愛媛県のある海域では、最近ではタイリクスズキしか釣れず、養殖場から逃げ出したタイリクスズキがもともとそこにすんでいたスズキの生息場所を奪ったのではないかと考えられ、外来種による生態系の撹乱として憂慮されている。
タイリクスズキという標準和名は1995年に提唱されたが、学名については現在検討中であるので、Lateolabrax sp. と表記されている。




田中 克・木下 泉(編).2002.スズキと生物多様性 水産資源生物学の新展開.恒  星社厚生閣,東京.<Br>
中坊徹次.1995.タイリクスズキ.p. 304. 小西英人(編).新さかな大図鑑.週刊つり  サンデー,大阪.<Br>
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