沿岸からやや沖合の表層から水深100mぐらいを遊泳する。主に植物プランクトンを食べる。産卵期は12-6月と長いが、太平洋側では2-3月、日本海側では3-6月に多い。1-30万粒の卵を数回に分けて産卵する。卵は1mm前後で海中に浮いている。1年で体長15cm、2年で18cm、3年で20cmに成長する。
 マイワシの資源は50-70年周期で豊凶をくり返している。近年では1987年に漁獲のピークを迎えたのち、低水準が続いている。乱獲や外的による捕食などの原因が考えられてきたが、最近では気候変動による餌プランクトンの増減と、仔魚や稚魚の生残性の関係が有力視されている。
刺身、酢の物、塩焼、煮付け、蒲焼き、唐揚げ、つみれ、丸干し、みりん干し、缶詰、しらす干、煮干など。旬は秋。
国内でのマイワシ漁獲量が低迷しているため、マイワシ属魚類の輸入量が増加している。マイワシ属の魚は世界に5種いるが、形態や計数形質にあまり差がないので、外見上の区別は困難である。そのため分布する海域(日本近海、アメリカ西岸、南米西岸、オーストラリア南部とニュージーランド、南アフリカ)によって分類されている。  ヨーロッパ沿岸に分布する、別属のピルチャ?ドもマイワシの代用として輸入されている。両種は互いによく似ているが、中央付近の鰓耙(さいは)の長さで区別できる。




おさかな普及センター資料館.2001.表紙.おさかな普及センター資料館年報,(20).
落合 明・田中 克.1998.新版 魚類学(下)改訂版.恒星社厚生閣,東京.
中明幸広.2003.マイワシ.p. 56-59.水島敏博・鳥澤 雅(監).新 北のさかなたち.北海道新聞社,札幌.
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