国内
・河川での漁獲
・海域での漁獲は1068トン(2001年)でます類としてまとめられている
なし 130トン
(2003年、鮮魚)*
*市場統計“ます”には複数種が含まれている(備考参照)。
冬の間にふ化した稚魚は1年間、河川で過ごす。成長のよかった一部の雄は川に残り(河川残留型)、そのほかのものは海に下る(降海型)。河川残留型はヤマメと呼ばれ大きくならない*。海に下ったサクラマスはサケほど大きな回遊はせず、日本近海にとどまる。海でひと冬越した後、春に川に遡上し、秋に産卵する。産卵はふつうペアで行なわれるが、河川残留型の雄は、海で大きく成長した降海型のペアに割り込んで精子をかける。産卵後も生き残るものがいる。寿命は4-5年と考えられている。
*このほか陸封型もヤマメと呼ばれる。陸封型は高水温やダムなど物理的な理由により降海できず、一生を湖や河川で過ごすものをさす。
ます寿司、るいべ、塩焼、燻製、ムニエル、フライ
サクラマスは3つの亜種に分けられている。神奈川県酒匂川以東に分布し体に赤点のないサクラマス(河川残留型はヤマメ)、酒匂川以西に分布し体に赤点があるサツキマス(河川残留型はアマゴ)、琵琶湖とその流入河川に分布するビワマスである。近年人工種苗の放流により、分布域は混乱している。
 大分県の数十万年前の地層(更新世)から発見されたサケ類の鱗(うろこ)の化石を調べたところ、ビワマスによく似ていることがわかった。この発見によりサクラマスとサツキマスはビワマスに似た祖先からから進化したと考えられるようになってきた。
 春になると築地市場には“ます類”がならぶ。主に“本ます”と“青ます”で、“本ます”はサクラマス、“青ます”はカラフトマスである。鮮魚で入荷する“ます類”のほとんどはサクラマスで、カラフトマスは少なく、サツキマスはまれである。養殖のヤマメは通年入荷する。




井田 齋・奥山文弥.2000.サケ・マス魚類のわかる本.山と渓谷社,東京.
上野輝彌・坂本一男.2004.日本の魚.中央公論新社,東京.
川那部浩哉・水野信彦・細谷和海(編・監).2001.山渓カラー名鑑 改訂版日本の淡水魚.山と渓谷社,東京.
中坊徹次(編).2000.日本産魚類検索 全種の同定 第2版.東海大学出版会,東京.








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