468d
(2002年、ホタテガイとして。ただしホタテガイ以外のホタテガイ類が、かなり含まれていると思われる。)
寒冷海域の水深10-70mの砂泥底にすむ。右殻を下にして砂を被っている。主に植物プランクトンを食べる。雌雄異体だが、1年まではすべて雄で、2年以降半数が性転換して雌になる。まれに雌雄同体もある。産卵期は4-6月で約1億個の浮遊卵を産む。ふ化した幼生は約35日間浮遊生活をした後、海底の石などに足糸で付着する。その後2-3ヵ月で1-2pに成長し砂底で生活しはじめる。天然貝は4年で12p、養殖貝は2年で11pになる。寿命は10年。ヒトデなどに襲われると、殻を開閉して水を噴射し、泳いで逃げる。
刺身、殻焼き、フライ、バター焼き、缶詰、干し貝柱、燻製
 貝柱周囲には三日月型をした生殖腺がある。桃色または橙色は卵巣、白は精巣。消化管である中腸が中に通っており、寄生虫と間違えることがある。
 鰓にオレンジ色をした丸いものが付いていることがある。これは寄生性のカイアシ類(甲殻類ケンミジンコの仲間)の1種、ホタテエラカザリである。人には無害である。  ホタテガイを調理するとき、外套膜(がいとうまく;ひも)などの間から、白く硬い米粒のようなものが出てくることがある。これはホタテガイの真珠で、入り込んだ異物を貝殻を作る成分で包んでできたものである。
 ホタテガイは、プランクトンなどを無選択で食べているため、有毒プランクトンが発生すると貝も毒化することがある。貝毒による食中毒を防ぐため、各地の水産試験場などでは出荷前に検査をし、毒が認められれば出荷停止となる。
 「ベビーホタテ」などの名称で販売されている貝柱のほとんどはホタテガイではなく、同じイタヤガイ科のアズマニシキやアメリカイタヤガイで、主に中国から輸入されたものである。




奥谷喬司(編).2004.改訂新版 世界文化生物大図鑑 貝類.世界文化社,東京.
水島敏博・鳥澤 雅.2003.新 北のさかなたち.北海道新聞社,札幌.








Copyright(C) 2007 財団法人 水産物市場改善協会.All Rights Reserved.
本サイトはIEで最適化してあります。NS等の他ブラウザでは正常に表示できない場合があります。