統計資料なし
水深150-300mの砂泥底にすむ。砂に潜ることもある。主に甲殻類や小魚を食べる。産卵期は10-12月で、沿岸の浅瀬で行なわれる。卵は大きさ3oで、ゼラチン様の粘着腺がある。この粘着腺は海水に触れると溶けて固まり、産み出された卵は直径4-7pの球状の卵塊になる。卵塊は緑、暗赤、褐色など色彩変異があり、海藻の根元に付着する。冬の間に生まれた仔魚は沿岸で生活するが、水温の上昇とともに沖合に移動する。1年で体長15-17p、2年で18-20p、3年で22-24pに成長する。雌は雄より約2p大きくなる。
塩焼、しょっつる鍋、煮付け、はたはた鮨、糠漬け、干物
秋田県の名物である「しょっつる(塩汁)」は、ハタハタの身や内臓に塩をして発酵させ、その上澄みから作る魚醤(ぎょしょう)の1つ。
 江戸時代、佐竹藩(現在の秋田県)では資源保護のため、ハタハタの卵を禁漁にしていた。そこで密漁するものが「ブリの卵」だとごまかしたため、ハタハタの卵を「ぶりこ」と呼ぶようになった、あるいは、水戸の領主であった佐竹義宣が秋田に移されたとき、秋田では正月にブリが捕れないので、ハタハタの卵を「ぶりこ」と呼んで懐かしんだという説もある。
 ハタハタ科の魚には、ハタハタのほかに、カムチャッカ半島からサンフランシスコに分布するパシフィック・サンドフィッシュ Trichodon trichodon がいる。ハタハタに似ているが、背鰭の鰭条 (きじょう:ひれすじ)が短く、第1背鰭と第2背鰭の間隔が狭い。




落合 明・田中 克.1998.新版 魚類学(下)改訂版.恒星社厚生閣,東京.
中坊徹次(編).2000.日本産魚類検索 全種の同定 第2版.東海大学出版会,東京.
水島敏博・鳥澤 雅(監).2003.漁業生物図鑑 新 北のさかなたち.北海道新聞社,札幌.
Mecklenburg, C. W., T. A. Mecklenburg & L. K. Thorsteinson. 2002. Fishes of Alaska. American Fisheries Society, Bethesda.








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