統計資料なし
沿岸の砂底にすみ、大きな回遊はしない。動物プランクトンを食べる。産卵期は12-5月で、北に行くほど遅くなる。沿岸の浅場で集団で産卵、放精する。付着性の卵を1000-10万粒産む。地域により成長が異なり、北に分布するものほど大きくなる。北海道では1年で体長14p、2年で17p、3年で19p、4年で21pに成長し、寿命は6年以上。九州では3年でも12pにしかならず、寿命も短く2-3年と考えられている。本州のイカナゴは夏期水温が15-19℃以上になると砂に潜り夏眠をする。この間、餌はとらない。
しらす干し、ちりめん、くぎ煮(佃煮)、釜揚げ、塩焼、てんぷら、煮付け、燻製
イカナゴ科の魚は世界に約18種おり、日本近海にはイカナゴのほかに次の3種がいる。タイワンイカナゴ(分布:相模湾-南シナ海)、キタイカナゴ(北海道)、ミナミイカナゴ(小笠原)。キタイカナゴは外見上イカナゴによく似ており、北海道では分布も重なるため、イカナゴと区別せずに漁獲されている。
 食用として流通しているものは、体長5p以下の幼魚が多い。イワシ類と同様に、稚魚を生干しにした「しらす干し」、やや大きい体長3-4pのものを乾燥させた「ちりめん小女子(こうなご)」、4-5pのものを乾燥させた「小女子」などがある。これらの幼魚は4月ごろ、新物として出回る。成魚は脂のある白身で旨味があり、塩焼などで賞味されるが、鮮度落ちが早いため、ほとんどは釜揚げ(茹でたもの)したものが流通している。また、鮮魚は養殖魚の餌としても重要である。




落合 明・田中 克.1998.新版 魚類学(下)改訂版.恒星社厚生閣,東京.
仲坊徹次(編).2000.日本産魚類検索 全種の同定 第二版.東海大学出版会,東京.
水島敏博・鳥澤 雅.2003.漁業生物図鑑 新 北のさかなたち.北海道新聞社,札幌.








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