なし
本来の生息地は、島根県および千葉県以北の海に通ずる湖沼や河川の下流域などの淡水域と、内湾の沿岸であった。塩分や水温の変化に強いため、各地の人工湖や河川に移植されている。ワカサギは本来、河川でふ化した後に海に下って成長し、産卵のために河川に遡上する回遊性の魚である。しかし、網走湖や小川原湖などでは湖と海を行き来する降海型と一生湖で過ごす湖中残留型が知られている。また、ダムなどで海に下れない陸封型もいる。産卵期は西日本で2月、東北地方で3月下旬から4月上旬、北海道で4月上旬から6月上旬。砂れき底や水草の根元などに産卵する。ほとんどは1年で成熟し産卵後死ぬが、2-3年生きるものもいる。
天ぷら、フライ、塩焼、南蛮漬け、佃煮
キュウリウオ科の魚は、世界で13種が知られている。カナダのニジワカサギなどがワカサギの代用として輸入されている。  東北から北海道の沿岸に分布するチカはワカサギとよく似ていて混同されることがあるが、以下の点で区別できる。

  ワカサギ チカ
腹鰭の始点 背鰭始点より前 背鰭始点より後
上顎後端の位置 瞳孔中央下に達する 瞳孔中央下に達しない
縦列鱗数 54-60 62-68
最大体長 16 cm 22 cm
生息域 淡水域や内湾の沿岸 淡水域にはすまない

 水温が下がっても活発に餌を取るため、冬場の釣の対象として人気がある。湖の氷に穴を開けてワカサギを釣る光景は、冬の風物詩となっている。  江戸時代、将軍に献上したことから公魚の字を当てるようになった。




阿部宗明.2003.新顔の魚 1970-1995(復刻版).まんぼう社,千葉.
細谷和海.2000.キュウリウオ科.p. 295-296.中坊徹次(編).日本産魚類検索 全種  の同定 第2版.東海大学出版会,東京.
水島敏博・鳥澤 雅(監). 2003. 漁業生物図鑑 新 北のさかなたち. 北海道新聞社, 札幌.








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