「縁側」はどの部分のことか/ヒラメ以外の魚でも「縁側」と呼ぶのか
「縁側」とはカレイ類(ヒラメ・マコガレイなど)の背鰭(せびれ)と臀鰭(しりびれ)の軟条(なんじょう、ひれすじ)を動かす筋肉の一般的な名称。ふつう「縁側」というと、ヒラメの「縁側」を指すことが多い。


魚類の背鰭と臀鰭を動かす筋肉には、起立筋・下制筋・傾斜筋の3種がある。起立筋は、各鰭条の基部の前縁から神経棘・血管棘あるいは中央隔壁へ向かい、鰭条を立てる。下制筋は、各鰭条の基部の後縁から神経棘・血管棘あるいは中央隔壁へ向かい、鰭条を倒す。傾斜筋は、各鰭条の基底両側面部の前縁から外皮内側に向かって並び、鰭条を左右に倒す働きをする。背鰭や臀鰭をよく動かす魚類では、これらの筋肉がよく発達する。








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