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「あかまつだい」とは何か/「あかまつだい」の産地はどこか |
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大型のフエダイ類のうち、体色が赤い種類の市場での呼び名。主に東南アジア周辺海域で漁獲され、冷凍フィレで輸入される。ヨコフエダイ・ゴマフエダイ・センネンダイ・セダカタカサゴなど数種類が含まれていると思われる。「あかまつだい」は標準和名ではないので、今後は使用しないことが望ましい。 |
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フエダイ科魚類は世界で約125種、日本周辺では49種が知られている。フィレにできるほど大きくて赤いフエダイ類の中で、主に東南アジア周辺海域で漁獲されるものは、ヨコフエダイ・ゴマフエダイ・センネンダイ・セダカタカサゴなどである。これらの種類は、ふつう琉球列島からインド洋まで分布しており、九州以北ではまれで、奄美・沖縄地方を除く地方での漁獲はほとんどない。このため「あかまつだい」と呼ばれるものは、すべて輸入品である。主に東南アジアからインド洋沿岸の各地で漁獲され、日本へは冷凍フィレで入荷する。皮が赤く白身なので、タイ類の代用とされていると思われる。 |
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