貝の旬はいつか
貝類は、魚と比べて旬がはっきりしないものがある。魚のように脂がのることはなく、季節的に大きな移動もしないからである。一般的に、産卵期前や漁期をそのまま旬とする場合が多い。近年、グルタミン酸などの呈味成分が季節的に変化していることがわかってきた。それによると、クロアワビでは旬とされる夏に呈味成分の量がもっとも多かった。一方、ホタテガイは旬とされる冬より、夏の方が呈味成分が多かった。貝類の旬を明確に決めるのは困難なようである。


ここでは、主に築地市場での貝の旬を示した。( ) 内は産卵期。

   
  アサリ(春・秋) チョウセンハマグリ(7-10)
  アカガイ(5-10) トリガイ(2-6・8-11)
  アカニシ(6-7) バイ(6-8)
  アケガイ(不明) バカガイ(3-8)
  ウチムラサキ(不明) ハマグリ(6-10)
  ウバガイ(5-8) ボウシュウボラ
  キサゴ(不明) マテガイ(5-7)
  サラガイ(6-10) マルタニシ(6-7)
  セタシジミ(5-11) ムラサキイガイ(12-4)
     
   
  イワガキ(7-8) バテイラ(不明)
  エゾアワビ(8-9) ヒオウギ(不明)
  クロアワビ(10-12) マガキガイ(不明)
  サザエ(7-9) マダカアワビ(10-12)
  サルボウガイ(7-10) メガイアワビ(10-12)
  トコブシ(6-10) ヤマトシジミ(5-8)








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