雌の体に寄生する、一部のアンコウ類を除いて、魚の雌雄は体の大きさで区別できないが、雌雄で成長速度が異なったり、最大体長が異なるものがいる。たとえば、キアンコウやヒラメは雌の方が最小成熟体長が大きい。

外見で区別できない魚
 アイナメ、アオダイ、アカヤガラ、アジ類、アマダイ類、アユ、アンコウ類、イサキ、イシダイ、イトヨリダイ、イボダイ、ウシノシタ類、ウナギ、イワシ類、オニオコゼ、カジキ類、カツオ、カマス類、カレイ類、ギンポ、キンメダイ、コイ、コノシロ、サバ類、サワラ、サンマ、シロギス、スズキ、タチウオ、タラ類、トビウオ類、ニシン、ニベ類、ハタ類、ハタハタ、ハモ、ヒラメ、フグ類、ブリ類、ホウボウ、ボラ、マアナゴ、マグロ類、マゴチ、マナガツオ、マハゼ、ムツ、メジナなど

雌雄異体の魚でも、まれに卵巣と精巣を合わせ持つものがいる。これまで報告されているもののなかで、サケやマダラのような場合、食用として問題ないが、「両性フグ」と呼ばれるフグ類の場合は注意が必要である。フグ類*では、精巣は無毒のものが多いが、卵巣はほとんど有毒(しかも猛毒や強毒が多い)だからである**。このため、「両性フグ」の生殖腺は有毒部位とみなされ、食用として認められていない。

*ここでは厚生省の通達により食用として認められている、日本産のフグ科17種について。
**精巣については、17種のうちクサフグ・コモンフグ・ヒガンフグ・サンサイフグを除いて食用可(Q & A シート026 参照)。卵巣はすべて食用不可。


おさかな普及センター資料館.2004.Q & A シート 026「フグの安全性」.
北濱喜一.1984.ふぐ大学.保育社,大阪.
松原喜代松・落合 明・岩井 保.1979.新版 魚類学(上).恒星社厚生閣,東京.
水島敏博・鳥澤 雅.2003.漁業生物図鑑 新 北のさかなたち.北海道新聞社,札幌.
山田梅芳ほか.1986.東シナ海・黄海のさかな.水産庁西海区水産研究所,長崎.








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