タラ・ヒラメ・トラフグ・スズキの雌雄はどこで見分けるか。
魚類は一般的に雌雄異体である。しかし、色(ベラ・ハナダイ・タナゴなど)や形(サケ・タツノオトシゴなど)で雌雄を区別できる魚は少なく、食用魚としてなじみのあるアジ類、イワシ類、サバ類、ヒラメ、マダラ、フグ類などは外見だけでは区別できない。ふつう、雌雄でペアとなって産卵する魚(サケ、カワハギ、カサゴなど)は、外見上の雌雄差が明瞭である。これは、相手に性別を知らせるためと考えられている。一方、群れで産卵するものは雌雄差がない(マイワシ、サンマ、マアジなど)。


外見で区別できる魚
 ウマヅラハギ(雄は雌より細長い)
 オイカワ(雄の体色が鮮やかで、臀鰭も大きい)
 カサゴ、メバル類(雄に交接器がある)
 カワハギ(雄の背鰭の前部の鰭条が糸状に伸びる)
 キュウセン(雄の体色は緑、雌は黄-オレンジ)
 コブダイ(雄の頭部が迫り出す)
 サケ・マス類(雄の顎が曲がる)
 サメ・エイ類(雄の腹鰭の付根に交尾器がある)
 シイラ(雄は額が迫り出す)
 シシャモ・カラフトシシャモ
    (雄の臀鰭が大きく輪郭が丸くなる)
 ドジョウ(雄の背鰭後方が隆起する)
 ネズッポ類(雌雄で斑紋が異なる)
 ブダイ(雄の体色は緑がかる、雌は茶-赤)
 フナ類(雄だけに追星がでる)
 マダイ(雄の体が黒ずむ)










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