冷凍で入荷するツボダイとは何か/ミッドウェーやアフリカで漁獲されるツボダイとは何か
ツボダイ類はスズキ目カワビシャ科のツボダイ属とクサカリツボダイ属の魚をさす。日本近海にはツボダイ(ツボダイ属)とクサカリツボダイ(クサカリツボダイ属)が分布する。市場などで“つぼだい”として売られているもののほとんどはツボダイではなく、クサカリツボダイ属の魚である。


クサカリツボダイとツボダイは、口先がとがる、眼が大きい、頭部が骨質の板で被われる、体は暗褐色で明瞭な模様がないなどで、 互いによく似ている。しかし、両種は次の点で区別できる。

体高 低い 高い
体長 50p 25p
背鰭条数 13-14棘、8-9軟条 11棘、13-15軟条

 ツボダイ属の魚は世界に3種、そのうち日本近海に1種。クサカリツボダイ属の魚は世界に3種、日本近海に1種いる。

ツボダイ属 Pentaceros
ツボダイ P. japonicus 本州中部-九州
ツボダイ属の一種 P. capensis 南アフリカ-モザンビーク
キマダラツボダイ P. decacanthus オーストラリア南部
ニュージーランド

クサカリツボダイ属 Pseudopentaceros
クサカリツボダイ属の一種 Ps. pectoralis 中部-北東太平洋
クサカリツボダイ属の一種 Ps. richardsoni 南半球の温帯域
クサカリツボダイ Ps. wheeleri 本州中部-小笠原、天皇海
ハワイ








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