オキアミはエビの仲間か/オキアミとサクラエビは同じ仲間か/三陸で捕れるイサザとは何か
アミ類とオキアミ類は、エビ類によく似た形をしていて、エビ類の一種と思われがちである。しかし、頭胸甲(とうきょうこう:頭を被う甲羅)や鰓など、体の作りが異なるほか、発生の仕組も違い、それぞれ別のグループに分けられる。



1a 頭胸部の一部は背甲に被われない ……………… アミ類
1b 頭胸部は完全に背甲に被われる ……………………… 2
2a 背甲は脚の付根に届かず、鰓は脚の付根にある オキアミ類
2b 背甲は脚の付根まで被い、鰓は甲の中にある …  エビ類

以上のような形態的な違いのほか、幼生の発育形式も異なる。アミ類では、成熟した雌が胸部腹側にある育房(いくぼう)の中で幼生を保護する。幼生は育房内で脱皮を繰り返し、成体と同じ形で体外に出る。オキアミ類とエビ類には育房はなく、幼生は親の体外で脱皮して成体と同じ形になる。








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