アニサキスはどのような寄生虫か/アニサキスはどのような魚に寄生するのか/アニサキス症の予防法は
海洋で寄生生活をする線虫の仲間。最終宿主は鯨類であるが、待機宿主(中間宿主)である魚類やイカ類を生食することで、アニサキスの幼虫が人体に入り、腹痛などを起こす。


分類:線形動物門回虫目アニサキス科アニサキス属。アニサキス属には数種あり、総称としてアニサキスと呼ばれることが多い。日本では Anisakis simplex (アニサキス シンプレクス)による症例が最も多い。アニサキス属に近縁な Pseudoterranova (プセウドテッラノーウァ) 属とContracaecum (コントラカエクム)属による症例も報告されている。

特徴:アニサキスのうち、ふつう目にするのは魚類に寄生している3期幼生である。全長2-3cm、細長いミミズ形で白い。魚の体内ではトグロを巻いていることが多い*。成虫は暗色で22cmになる。
*アニサキス以外の線虫類も、多くが白くて細長いミミズ形をしている。
そのため、これらの分類は体内の構造の特徴によって行なわれる。










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